好き勝手に漫画の感想を書くブログ

最近は峰浪りょう先生が好きです

キング・オブ・アイドル3話感想

キング・オブ・アイドル Song3「同じ星を見つめて」の感想です。

出典は週刊少年サンデー2017年6月7日号(No.26)の15〜42ページです。

 

 

いや〜、キング・オブ・アイドル、めっちゃ良いですね。若木先生、すんごい設定突っ込んできました。天才か。

先週まで主人公の魅力が掴めないなんて言ってましたけど、3話はまほろの魅力大爆発で最高ですよ。

 

もちろん、まほろのワイルドな部分の話です。

私はおとボクが好きなんですけど(正確には1より2が好きなんですけど)、ああいう女装ものの何が良いかというと、「普段は完璧な女装でジェンダーアイデンティティ崩壊しまくってるのに、時々隠せない男の部分がある」ってところ。前半のジェンダーに関しては、慣れない女の子っぽい言葉を話して怪しまれるのも面白いし、無意識に女の子っぽい言動してふと我に返る部分とかも面白い。後半の男の部分っていうのは、男らしい行動とかで周りの女の子に好かれるっていうのももちろんあるし、普段は女の子として過ごしていてもやっぱり抑えられない部分とか。おとボクでも貴子を運ぼうとした瑞穂とか、雅楽乃に頼られた千早とか、良いよね。温泉でまりあ達がいるのを意図せず覗いちゃう話もあったね。

まほろはまだ前半の女の子らしい行動はできてないけど、3話ではまさに後半の男の象徴が炸裂してる感じ。

 

じゃあ別にエッチなハプニングの時に男であることを思い出せばいいんじゃない? なんで歌うとなの? という疑問も多少はあります。でもNEMSはアイドル養成学校ですから、歌うこと=アイドルでいることが最も女の子らしい世界、と考えられます。だから、まほろがアイドルを目指す、つまり完璧な女の子であろうとすればするほど、自分が男であることを隠す必要が強くなる、というのは面白い設定だと思います。

これはもう、風呂とか着替えくらいで動じるイベントは早めにこなして、歌った後以外はどんどん完璧な女の子として振る舞うようになって欲しいですね〜。その分、歌った後は思いっきり盛り上げて欲しいです。

 

ひとつ思うのは、こんな設定ぶち込んでくるなら、まほろがカツラである必要は無かった気はするのですが(むしろ見た目が完璧女の方が男の象徴が集約されて良い)、じゃあ読者にどうやってまほろが男であることをあらかじめ提示するか、というのを考えると、カツラなのも仕方なかったのかな〜ととりあえず納得できました。

 

というわけで、一気に続きが楽しみになってきたキング・オブ・アイドル。先生のブログによればこの作品にはすべてのキャラクターに背景設定があるそうなので、次回以降どんなキャラクターが登場してどういうストーリーになるのか楽しみです。

 

個人的には、しばらくはまほろが女の子らしさを身に付けていきつつ、学園の人気者になっていくおとボクタイプのストーリーになると予想していますが、どうかな〜。

あとは、まほろが男である象徴を歌と絡めるとなると、瀬奈以外の女の子との付き合いがどういう風になるのか、ちょっと読めないです。ジェミニとかこれから登場するキャラとは、トップアイドルを目指す中でライバルだったり仲間だったりになるのでしょうが、未来や瞳とも友情で繋がるだけなのかな〜。同じ展開で男バレするのはないでしょうし、かと言って恋愛ラブコメっぽい話を入れると、ちょっとブレる気もします。でも髪をおろした瞳が可愛かったので、瞳の出番は増やして欲しい。

キング・オブ・アイドル2話感想

キング・オブ・アイドル Song 2「入学します!女の子ばかりのアイドルスクール!」の感想です。

出典は週刊少年サンデー2017年5月31日号(No.25)の81〜114ページです。

 

・ 女の子が今週も可愛い

絵が可愛いのはもちろんですが、仕草とかもみんな特徴的かつ分かりやすくて可愛い。 

例えば、瀬奈が「私は何事も、キッチリと準備をして臨むの‼︎」と言った時の表情とかが好きです。

あとは瞳を抱きしめてる未来の表情も好き。

新キャラのジェミニもデザインは好きです。全体的にフレッシュメイツは幼い可愛さという感じなので、上級生には美人な可愛さを期待したいですが、ジェミニは表情からはクールな雰囲気ではない気がするので、どういうキャラなのか楽しみ。

 

・ 前半の歌の演出は結構好き

ジェミニが鍵を出した大ゴマのページで歌詞が書いてある演出はかっこよくて結構好きです。

ただこれは、難しい漢字の必殺技を見開きでぶっ放す厨二病的な絵への好感に近い気がします。こういう絵で格好良さの演出はできると思いますが、可愛さの演出をするのは難しいんじゃあないかな〜という気がします。可愛さって印象的な1コマよりそこへ向かう盛り上がりを経て産まれるものだと思うので。実際、後半のまほろの見開きでハートを出すシーンは、まほろの凄さは感じるけど、突然歌い出した結果なので、これでまほろが可愛いと思うかと言えばちょっと違うなあと感じます(まほろについては後述の理由のせいもある)。

歌の演出で歌詞を直接書くのは良いと思うのですが、今後も今みたいにアイドルの見せ場として歌のシーンを描くのかな〜。ファンタジー入ってるのだし、歌詞に合わせてミュージカルみたいに周りが動き出すとかもあり得るのかな〜。

 

・ 主人公が男なのが…

まほろもぱっと見は可愛いんですけど、やっぱり男がカツラ被ってると思うと、まほろの言動がすべて冗談にしか見えないのが気になるところです。突然歌い出すシーンも、いくら歌が凄くて可愛い動きだとしても、男が無意識に可愛いポーズ決めて歌ってるわけで…。うーん。

カツラじゃなくて、もともと女の子にしか見えないほど可愛いという設定だったら、まだ分かるんですけどね〜。あるいはもっと自覚的に可愛い女の子を目指してるとか(まともに服を着られないからこれはない)。服を着られずに出てきたシーンは、自分が男で女装していると自覚しているにしては、格好も表情もちょっとおかしい気がする。

 

正直言って、2話でもまだ主人公の魅力が掴みきれません。
この主人公はどこか中途半端で、巻き込まれた訳でもなく何故か自分からアイドルの頂点目指してるのに、ナヨナヨした男がカツラ以外まともに女装する準備もしていないという、謎な感じなんですよね〜。しかも、それでも天才肌だから上手く行っちゃうという。そういえばオブジェクトを出せる理由としては、アイオスなる道具がカツラに付いてたりするのでしょうか。

 

主人公が女装してアイドルを目指す理由として個人的に分かりやすいのは、目的のために男だけど覚悟を決めて女装しているとか、女の子に憧れ過ぎて自分でも女装しているとか、周りに巻き込まれてアイドルの世界に引き込まれたとかですが、現段階では、この主人公はそのどれにも当てはまらない気がします(衝動的に動いているだけ・女物の服を着られない・1人でオーディション受けに来た、などの理由から)。来週は瀬奈にアイドルを目指す理由の説明をする話になると思うので、そこでどれだけ納得できる主人公の目的が示されるか、気になるところです。

キング・オブ・アイドル1話感想

キング・オブ・アイドルSong1「なります!アイドルの王様に!」の感想です。

出典は週刊少年サンデー2017年5月24日号(No.24)の5〜74ページです。

 

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(出典:週刊少年サンデー2017年24号8~9ページ、著者:若木民喜

…と、いうわけで。

遂に若木民喜先生の新連載がきたー!

 

タイトルは「K・O・I」改め「キング・オブ・アイドル」。ガールズアイドルのトップを男が目指すから「キング」ってことですね。男が女装してアイドルをやる設定の作品は色々あるようですが、私はやっぱりAKB49のイメージが強いかな〜。若木先生のブログによるとこの作品はアルバ、神のみに続く王道漫画第3弾で先生の最新マンガ理論の結晶になるとのこと。どういう作品を目指すのか楽しみです。

それにしてもアイドルものか〜。先月まで山口アキ先生が「堕イドル」を連載してたし、サンデーうぇぶりで「栃ノ木のどかのアイドル日常」を描いているのも若木先生の元スタッフさん。若木一門ではアイドルものが流行ってるんですかね?

 

で、感想。

 

・ 女の子が可愛い&可愛い

さすが若木民喜先生! 女の子の可愛さは健在。登場する女の子が皆可愛い。しかも分かりやすい萌え属性を見た目や言動に詰め込んでいて、狙い通りの可愛さって感じ。今後どう展開するか分からないけど、とりあえずは皆可愛くて良いと思います。

未来は登場の仕方も陸上部要素も1人だけパンツ見せてるのも、すべて初期の歩美っぽい。瞳もまほろに懐いていて可愛い。瀬奈はどう見てもツンデレです。もう1人の受験生キサラは、ライバルというより説明役兼やられ役っぽいイメージ。どうだろう。

 

・ ちょっとファンタジー?

オブジェクトやアイオスといった謎の単語が1話で登場。ファンタジーなのかSFなのか分かりませんが、ただのアイドル漫画ではなさそうです。主人公の声の秘密も何かファンタジックな理由があるのかな〜。

ぶっちゃけこの辺りは1話で説明して欲しかった気がするけど、どういう世界観なのか2話以降に期待してます。なの菓子では1話でタイムのお菓子が光ってファンタジーっぽい雰囲気を出しつつ結局何も説明なかったり、脇道に逸れまくって盛り上がりがなかったりしたので、難しい伏線よりはもっとバンバン設定とキャラを出して欲しい気も。あと何話か導入なのかな。

 

・ 主人公は浦川みのりなのか宮小路瑞穂なのか

本作は、主人公がどういう人物なのかが1話だけだと分からなくて、そのためにこの作品がどういう方向性に進むのかまだ見えてきません。というわけで私の勝手な予想。

私にとって女装アイドルものと言えば先程書いたように「AKB49」ですが、この作品の主人公(浦川みのり)は、周りのアイドルに比べて物凄く特別な存在という訳ではなく、完全に「友情・努力・勝利」を突き進む人物でした。

一方、キング・オブ・アイドルの遥名まほろは、AKB49の主人公とはまったく違う存在に見えます。瞳から見ても可愛らしい容姿。周りを動かす特別な声。他の候補生よりも既にアイドルのなんたるかを知っているカリスマ性。詳細は不明ですが、他のアイドルでは出せない「オブジェクト」を素で出せる。

つまり、まほろは最初からアイドルに必要なものを全部持っているように見える。1番大事な心意気だけはあるとか、そういう話じゃない。

これは、女装作品で例えるなら「処女はお姉さまに恋してる」の宮小路瑞穂に近い。女性の中に存在する異物でありながら、女性以上に女性らしく、皆を導くことが作者によって決められている存在。

となると、AKB49みたいに泥臭い努力とか意地をかけたバトルとかで削り合う話になるのではなく。何らかの目標に向かってひたすら正解を選び続ける主人公によって周りが導かれる話になるのかな〜。こう書くと神のみに近い気がしてきた。神のみもひたすら桂馬が正解し続ける話だったからね。

神のみの場合は、攻略対象の女の子の悩みを桂馬が解決するなかで「なぜ人は悩むのか」みたいな深いところにまで突き進んでいて最高だった(檜篇とか神)。さて、キング・オブ・アイドルではどうか。

堕イドル最終回感想

堕イドル最終回(第9話)堕ちてないアイドルの感想です。

出典は別冊少年マガジン2017年5月号(マガポケ)。

 

いや〜、堕イドル終わっちゃいましたね。

アンケートは良かったらしいですが単行本が売れずに打ち切りとのことです。

山口アキ先生の絵が好きで毎月楽しみにしてたんですけどね〜。残念。

デスゲームってある程度身近な題材を賭けて自分ならどうするか、みたいな部分が取っ掛かりには必要だと思うのですが(SNSを題材にしたリアルアカウントとか友情をネタにしたトモダチゲームとか?)、アイドルってネタに食い付く層がマガジン読んでなかったのかな〜。アイドルのサバイバルってネタ自体は面白いと思うんだけどな〜。

 

・ 堕イドル大集合

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(出典:別冊少年マガジン2017年5月号(マガポケ)、漫画:山口アキ、原作:ガクキリオ)

最後だからか、扉絵はこれから戦うであろう強敵が集合。俺たちの戦いはこれからだ!

この扉絵良いよね。銀山さんの表情と他のキャラの表情の違いが可愛いけど絶妙にシリアスな感じも出していてすごく好きです。やっぱり絵が素敵。

このキャラ達どのくらい出てたっけ、と思って見直してみると、一部は7話でちゃんと名前出てました。

左のリボンの子は2位の宮内あこ。7話での登場時も余裕の決めポーズでいかにも強敵っぽい。見た目も可愛くて好み。1話を読むと大前ゆあ(1話で犠牲になった人)の次にリアルで人気があるらしい。1番手が最初に負けて2番手が実は強敵という設定は王道で良いのに、活かされなくて残念。ちなみに奪衣選抜で犠牲になった大竹由花はダンスレッスンで彼女に負けた模様。

右のお団子の子は3位の天神川めぐみ。大食いキャラ。

後ろの方の2人は名前はないけど、左側の女性は1話から登場しているし、ツインテールの方も1話のカラーページにそれっぽい髪型の人が映っているので、細かい設定とか今後の登場予定が決まっていたのかも。

他のキャラクターでは八丁堀ミナミというキャラも1話から登場していて、奪衣選抜で復活したキャラとして、銀山さんと共闘したりする展開があったのかな〜。せっかく色んな女の子が登場し始めたところなのに打ち切りは本当に残念。山口アキ先生の描く女の子をもっと見たかった。

 

・ やはり攻略法の説得力がイマイチ…

前にヴァイストレーニングの感想を書いた時にも同じこと言いましたが、この作品は、やっぱりゲームの攻略方法にイマイチ説得力が無かったのがもったいない部分でした。

最終回の奪衣選抜も、最終回で駆け足だったからあまり気にならなかったけど、よくよく考えると灰峰の作戦が適当だったのかやや疑問です。

あと、結局最後まで攻略方法を考えるのが全部灰峰で、銀山さんは実行するだけだったのも残念。もっと銀山さんの成長が見たかったな〜、と思います。

 

打ち切りは残念ですが、とにかく無事完結ということで、山口アキ先生、ガクキリオ先生、連載お疲れ様でした!

特に山口アキ先生は毎月可愛くて表情豊かな銀山さんをはじめとした女の子キャラを描いてくださりありがとうございました。次の作品も楽しみです。

14歳とイラストレーター感想

MF文庫J『14歳とイラストレーター』『14歳とイラストレーター 2』(著者:むらさきゆきや、イラスト・企画:溝口ケージ)の感想です。

 

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(出典:14歳とイラストレーター、著者:むらさきゆきや、イラスト・企画:溝口ケージ

 

・ この本を知ったきっかけ

何かのきっかけで溝口ケージ先生の描いた同人誌(あやせとかいろはすとか)を見て、絵と話が好みだったので先生のTwitterをフォローしていた結果この本を知りました。

私はライトノベルを買うときは絵で選ぶよりは作者の名前や評判、扱っている内容で選ぶことが多いのですが、今回は溝口ケージ先生が企画もしている、ということで購入。

 

・ 内容について全体的な感想

イラストレーターの生活や同人グッズ作成の話といった業界ネタ(?)もあり、推薦文などを見ると結構リアルな金額で書かれているようです。私は同人活動などしたことがないので、あるあると共感はできませんが、でも同人グッズは原価が高くて赤字の時に大変というネタなど、あまり気にしたことがなかった部分を知ることができたのは面白かったです。

直接同人活動ラノベ制作に関わったことがなくても、そこまで難しい用語や特殊なイベントは無くて軽く読めたのも良かったです。ピリピリした感じも無く楽しく読めます。

あと、なるほど〜と思ったのは、ネットで発表済みの小説なら原稿が遅れることがないのでは、とユウトが言った部分。そういう視点でネット小説を考えたことはなかったです。こういう立場や仕事によって生じる考え方や視点の違いを知ることが出来るのはどんな小説でも面白い部分なのでぜひ今後もチラッと書いて欲しいです。

 

絵も好き。私は絵の勉強をした訳でもないし語れる程大量に漫画やイラストを見てきたわけではないので上手く説明できないのですが、溝口先生の描く絵は好き。本作では特に横顔が好き。1巻のナスさんとか2巻のハラミとか。

溝口先生の描く同人誌では、とりあえずヒロインが主人公好き過ぎることが前提になっていて、そのうえでヒロインの表情が豊かなのが好きなのですが、その部分は挿絵形式のラノベだとなかなか表現するのは難しそう。そんな中でナスさんの表情は素敵(この後の文章も読むと、なんかナスさんばっかり褒めてるな…)。

もっと「この絵のここが好き!」とちゃんと言えるようなセンスが欲しい今日この頃。

 

・ 好きなキャラ

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(出典:14歳とイラストレーター 2、著者:むらさきゆきや、イラスト・企画:溝口ケージ

2巻の表紙にもなっているナストキュウリ先生。明確な年齢は書かれていないけど、ユウトと同い年くらいらしい(ユウトは22)。他の登場人物がJCや後輩、子供っぽい小説家など年下が多いので、お姉さんキャラ。でも、読んでいてどちらかと言うと可愛い系の印象を受けました。

見た目(絵)も好きなキャラ。1巻で1番好きな絵は指輪を受け取ったナスさんの横顔の挿絵です。ナスさんの絵はほぼ全部私服だけど、毎回違う服装で、でもフワッとした印象がちゃんと出ていて好き。あと、2巻は表紙のナスさんがめちゃくちゃ可愛い。表紙のナスさん若くない?

結婚指輪してるヒロイン。良い。

しっかりしていそうで割とマイペースなのも好き。2巻ではりんかい線からゆりかもめに乗り換える部分の文章が凄い好きです(というか私は竹井10日の文章が好きなのです)。

一方で、ちょっと独占欲の強い感じが見え隠れしていて、食事でステーキを希望した理由からはちょっと愛が重い感じも受ける。そこが良い…かどうかはまだ分からない。

1巻最大の見せ場はユウトがストーカーに「人生とか安定とか将来とか。そんなもの、絵を描く役に立たないんだし」と言うシーンだと思うので、これはナスさんメインヒロイン待ったなし! 2巻でもユウトが姉の話をする時に隣にいたわけだし、これからの活躍も楽しみです。

そういえばナスさんとユウトが食事していた「鉄板焼き 開化屋」や国立美術館内のカフェ「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」は実在するお店でした。取材名目で食べに行ってるのかな〜(小説内で登場させれば経費になるのだろうか…)。鉄板焼きって高いよね。

 

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(出典:14歳とイラストレーター 2、著者:むらさきゆきや、イラスト・企画:溝口ケージ

 小説家のマリィ。こういう自由奔放傍若無人なキャラは良いよね。ユウトとマリィの、テンポの良い(でもちょっと噛み合ってない)会話はラノベらしくて好きです。

 

・ 設定について

この作品の最大の特徴・魅力は、タイトル通り14歳の可愛い巨乳JCが主人公の世話をしてくれるところです。主人公は趣味も仕事も人生すべてが絵、みたいな生活なので、そういう部分のすべてを肯定してくれる乃々香は最高の存在です。

しかし一方で、ファンのJCと主人公が親密になるというこの設定、少しだけ気になってしまいます。乃々香は絵が好きだからといって家事手伝いまでして、2巻では部活もサボり気味になる程ユウトに入れ込んでるみたいだし…。ここまでユウトに心酔してるのは萌えを通り越してちょっと心配。

というのも、サブカル業界でカリスマ性を利用して(18歳未満の)ファンや信者と淫行する事件って、現実で時々聞くからです(最近は有名ファンが13歳にわいせつ行為した事件もあったよね)。私が不十分な情報で一方的かつ過剰に想像しているだけの可能性はあります。でも今後、もし乃々香とユウトの恋愛シーンが出てきたとしたら、やっぱり私は現実の事件とかを思い出してしまうだろうなあ、と思います。

その点ナスさんとなら大人の付き合いができるね! でもタイトルが14歳とイラストレーターなので、この部分をどうするのかという意味でも、3巻以降は楽しみ。

 

・ ついでに思うこと

最近のラノベ小説家になろうを中心にした異世界ものの勢いが止まりませんが(ある本屋のランキングでは上位10作中9作がネット小説発だったというニュースを見ました)、そうではない本は「エロマンガ先生」や「妹さえいればいい」、「冴えない彼女の育て方」と言ったクリエイターもの、仕事ものが人気の印象(さらには異世界で冒険ではなく仕事するってネタもあるよね)。本作も主人公がイラストレーターで、仕事や同人誌制作といった日常をテーマにした話です。個人的には、小説家になろうなどで自分で創作する人が増えたから、こういう話に共感したり、話題にして拡散してくれる人が増えてフォロワーが購入するなどして人気なのかな〜と思っています。どうなんでしょうね?

初恋ゾンビ66〜70話感想

初恋ゾンビ第70話「キミの行方は…」の感想です。

出典は週刊少年サンデー2017年4月5日号(No.17)の127〜146ページです。

最近更新できてなかったので、66〜69話までの感想も合わせて。久しぶりの感想なので短い。

 

・ 66話「偶然サプライズ」

巻頭カラー。最初のページの江火野さんがやばい。見開きのカラーではイヴの背中がセクシー。

指宿くんがいつも以上に男らしく男装していたり、江火野さんが髪を下ろしていたり、いつもと違う感じが新鮮で良かったです。江火野さんの着物の柄は青海波、峰浪先生が好きな模様とのこと(2016年47号)。タロウのピエロ姿も似合う。

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(出典:週刊少年サンデー2017年13号 22ページ、著者:峰浪りょう

66話で好きな絵。イケメン!

 

・ 67話「郷里より」

新章「夏旅編」がスタート。扉絵のイヴは「田舎・ワンピース・帽子」のセット。神のみでもエルシィがこの格好してた。こういうセットに郷愁を覚える感覚はどこから来るのだろう。

絆創膏を外したタロウがちょっと大人っぽく見える。初恋ゾンビが見えなくなる方法があるかも、と聞いてからの指宿くんの表情もちょっと瞳に迷いがある感じに見える。

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(出典:週刊少年サンデー2017年14号 246ページ、著者:峰浪りょう

67話ではこの絵が好き。

 

・ 68話「ワンス アポン ア タイム」

キョウコさん登場。今、70話まで読んでから感想書いてるけど、これ読んだ当初はキョウコさんは普通にイヴと同程度の明るい初恋ゾンビだと思った。最後のイヴの台詞、キョウコさんとイヴの気持ちが同じなのか、は今後どうなるのか楽しみ。

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(出典:週刊少年サンデー2017年15号 259ページ、著者:峰浪りょう

68話で1番好きな絵はここ。

タロウが初恋ゾンビが見えなくなる方法について聞いた時のイヴは、特に悲しそうな表情をしているわけではないけど、内心どう思っているのか気になる。今後いまのままでタロウや自分が幸せになれるのかイヴも考えているのかな〜と思った。

 

・ 69話「遠い空」

タロウがイヴと過ごすことを明言したシーンももちろん大きなイベントですが、それよりも「イヴの輝きは指宿くんへの恋心ではなく、タロウがイヴそのものに恋をした輝き」というのがかなり驚き。この発想はなかった。

全体を通して本心を殺しつつも感情が溢れてくる指宿くんの表情が神がかっていて非常に好きな回です。

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(出典:週刊少年サンデー2017年16号 281ページ、著者:峰浪りょう

でもあえて1番のシーンを選ぶならここ。間違っているのはタロウの方とタロウ自身が認めていて、それに対して何も言えない指宿くん、という構図が前後の台詞からも、この絵からも強烈に伝わってきて素晴らしい。

 

・ 70話「キミの行方は…」

センターカラーは指宿くんが爽やかな感じだけど可愛さもあってとても良い。直後の江火野さんとの対比は、まあ…。ところで江火野さんの影にいるイヴのカラーってどこかで出てたやつかな。見た記憶が無くて描き下ろしの気がするけど、わざわざ小さい絵の為に描いたのかな。

 

キョウコさんがイヴとは異なる感情を持つ初恋ゾンビであることが見えてきて、ちょっとドロドロした展開を期待させる回。色々裏のありそうなキョウコさんの表情が良い感じで、それに対してイヴの感情が揺さぶられている感じも良い。

普通にお婆さんになった原型をひいおじいちゃんが見たら、キョウコは成仏するよりも冬眠する気がするが…そこは原型ではなく初恋ゾンビ自身への恋心ってことで冬眠はしないのかな〜。キョウコが原型を探す理由もちゃんとは示されていないし、続きが気になる。なんとなく、おじいさんの想いを叶えてあげたいっていうより、原型を超えて愛されたいっていう独占欲というか負の感情がある気がするけど、どうかな。タロウも何か想うところがあるっぽい感じだし、どう進むのか楽しみ。

あと、聞き込みをしていた回想のタロウの格好は犬神家の一族金田一耕助)かな。足出てるし。

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(出典:週刊少年サンデー2017年17号 131ページ、著者:峰浪りょう

70話ではキョウコの表情、特に眼が良い。

初恋ゾンビ65話感想

初恋ゾンビ第65話「犬と歩けば…」の感想です。

出典は週刊少年サンデー2017年3月1日号(No.12)の317〜334ページです。

 

 

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(出典:週刊少年サンデー2017年12号 317ページ、著者:峰浪りょう

扉絵は犬のコスプレをした江火野さんとイヴ。偶然かもしれませんが、ちょうど「けものフレンズ」が流行っているタイミングでの良い扉絵。

イヴはダルメシアンだけど、江火野さんはなんだろう。尻尾のフサフサは犬というより狼っぽいけど。

 

・ イヴのデニムいいよね

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(出典:週刊少年サンデー2017年12号 330ページ、著者:峰浪りょう

今週は何と言ってもこの見開きページがとっても良い(画像は右側のみ)。

イヴのこのデニム姿がすごい好きです。犬の水着コスプレしてるイヴより、こっちのほうが好き。女湯の回でも思ったけど、峰浪先生の描く絵は、こういう身体の線に色気を感じます。

ペアのシャツとか、タロウとの微妙な体格差とか、綺麗な絵です。

見開きページ前後のタロウの表情やイヴの表情も良い。

 

・ イヴと江火野の対立軸

イヴの外見だけではなく、話の中身も今週は良かった。タロウの隣にいることがイヴの幸せってことを非常に強く感じる話で、タロウの方もイヴを失うことを考えなくなっているっていうのが伝わってきます。

 

で、もう一点。今週の話を読んで、ようやく江火野さんの存在意義がわかった気がします。

先週、林間学校編は面白くなかったって書いたんですけど、それは、初恋ゾンビ(イヴ)を無視して指宿-江火野の対立になっていて、しかもその対立に先週読んだ時点ではあんまり共感できなかったからです。

指宿くんは、単にタロウに近い女子として江火野さんを警戒しているだけに見える。

江火野さん側からは、タロウの過去や現在の性格に大きな影響を与える人物と指宿くんに注目することはあっても、それって結局タロウのことを気にしているわけで、そんな指宿くん自身に羨ましさを感じたりしているわけではない、と感じました。

つまり私は、指宿くんと江火野さんは、互いのことを自分に持ってないものを持っている存在と認識しているようには感じられなかった、ということです(胸の話じゃないよ)。

それなのに指宿-江火野を対立させて、表面的な巨乳とか男装とか、そういう部分の比較になっているなあと感じていました。

 

一方イヴからは、プールや林間学校での江火野さんに対する態度は、自分の干渉できない他の子と仲良くしていることに嫉妬して怒っている程度に見えました。

でも、今週の話を読んで、江火野と現時点で直接対立しているのは、指宿くんではなく実はイヴの方ではないか、と感じました。

イヴはタロウとずっと一緒にいたいとダイレクトに表明しています。それが可能な存在として、幼馴染でもある江火野さんがいる。イヴにとっての理想の存在は、指宿くんというより江火野さんの方。

指宿くんにとって、イヴは一面では自分がこう育ったかもしれない理想の姿だから (同時に一方的にタロウが押し付けた存在でもある)、イヴを介して考えると、やっぱり江火野も指宿くんから見ると理想であり羨望の対象になるのかも。もちろんこれは、指宿くんが男装して話が拗れたからこういう見せ方になっているのだけど。

江火野側からは、初恋ゾンビは直接見えないけど、タロウの恋の相手としてイヴの向こうに指宿くんがいるわけなので、指宿くんは自分の届かないタロウの隣にいる相手、と見えているのかも。

つまり江火野-指宿の対立はイヴが仲介している。

 

その上で今週の話は、イヴ自身の自我があることや、タロウがイヴ自身を好きになっている様子が凄い綺麗に表現されていて良かったです。これは物語がまだまだ複雑な状態で続きそう。

今後イヴをどう扱った方が面白いかはちょっと分かりませんが、やっぱりイヴや初恋ゾンビを無視して指宿vs江火野の方向性よりは、タロウの理想の存在としてのイヴを江火野や指宿くんがどう感じるか、みたいな話をもっとしてほしい気がする。

 

AはBにとって憧れであると同時に嫌いな自分を浮かび上がらせる存在でもあり…みたいな人間関係を描くのが、峰浪先生は強烈に上手くて、そこに性や恋愛を絡めた溺れる花火やヒメゴトは素晴らしい作品だと思います。TWINKLE LITTLEや東京、雨、したたかに。もそういう部分があるように感じます。

 

・ 来週は巻頭カラー

指宿くんの誕生日の話らしい。楽しみ。重大イベント発生って、作中のイベント=指宿くんの誕生日のことなのか、それともリアルで何か展開があるのか。前者な気がするけど、ちょっと期待。

 

・ 犬のモデルは…

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(出典:週刊少年サンデー2017年12号 320ページ、著者:峰浪りょう

この体型、モデルはは峰浪先生の猫なのかな〜。

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