好き勝手に漫画の感想を書くブログ

最近は峰浪りょう先生が好きです

初恋ゾンビ4巻感想

2016年10月発売の初恋ゾンビ4巻の感想です。

4巻は第28話「矛盾、シンデレラ」から第37話「負けられない? 戦い」までが収録されています。

電子書籍でなく紙で買ったので画像はなし。裁断しないスキャナもあるのですが、やっぱり綺麗じゃないしね。ちなみにとらのあなで買ってペーパーもゲットしました。10月前半は天気が安定しなくてずっと雨だったり夏みたいに暑かったりしたけど、イヴが焼き芋食べてるのを見て秋だな〜と思いました。

 

第28話「矛盾、シンデレラ」感想

3巻収録の26話から続いている八女家のパーティーに行く話。

タロウが指宿くんを「いつもより綺麗だ」と言ったのは、理想(イヴ)に現実(指宿くん)が勝つ展開を予想させる名シーン。やっぱり最後は指宿くんと結ばれるだろう、と個人的には信じています。

指宿くんが「ワタシに気づいて…‼︎」と言うのも当然名シーン。名シーンの連鎖。別れの日の約束も含めて、やっぱりタロウから気づいて欲しいんですね〜。イヴがいることは、タロウが女性の自分を求めてくれる証明になるけど、でもだからこそ正体がバレた時に大きく関係が変わるのでそれを怖れているようで、タイトル通り矛盾した心がよく現れています。

針摺さんが「美しい姿ができるうちに…」と言う台詞も深い。これは、女性としての美しさを無駄にしないようにというヒメゴト的な意味なのか、男として社会的に認識され自分の意思で戻れなくなる前にという意味なのか…。きっと両方なんだろうな〜。

あと、ドレスを着た指宿くんの髪の毛、カツラの下からちょっと地毛が見えてるのが「あくまでイヴの姿の方が仮の姿」っていう意味がある気がして良いです(勝手な意見です)。

 

第29話「レッツ・クッキング!」感想

3巻のおまけで同級生の名前は書いてあったけど、この話で浮羽さんと清武さんの本名が公開。浮羽さんは表情豊かで単純そうなのが小動物っぽくて可愛いと思います。清武さんは、意外と胸が大きいという第1話の設定が生きていていつも巨乳に描かれているけど、それが活かされる日はくるのだろうか。あと、津奈木くんが持ってる親子丼は交換前なのか交換後なのかとても気になります。

イヴの自我は確かにあるっぽいけど、後に書くようにそもそも初恋ゾンビが何者なのか曖昧な感じがあるので、どうなるのかは分からないです。例えば、イヴみたいな性格が本当は好きなのに指宿くんと結ばれたとしたら、それは初恋が成就したと言えるのか。サンデー本誌の最新話(49〜50話)でまさに話題になっている理想と現実の違いを、指宿くん側だけではなくタロウが受け入れるかどうか、その時にイヴがどうなるか、まだまだ分かりません。

 

第30話「ハッピー? バースデー」感想

江火野さんの話。うん、青春だね。私は漫画でもゲームでも幼馴染を好きになる事がほぼ無いので、強烈に心が揺さぶられる感想は出てきません。4巻は帯で江火野さんがめっちゃ目立ってたけど、江火野さんを出して「ドキドキが丸見え そんなラブコメです」って書かれたらラブコメっぽい感じがしますね(ラブコメだけど)。ドキドキが丸見え、の意味が初恋ゾンビそのものを指していると思うと物は言いようだなって感じもします。

 

第31〜35話感想

龍と天草さんの話。

天草さんのキャラは突飛過ぎてちょっと共感できない。この話のポイントは「過去の初恋や恋愛の傷にどう向き合うか」ということでした。それに対する考え方が、タロウと指宿くんで少し異なるのが面白い。薬院さんの話の時もそうだったけど、わざわざ眠っている・気付いていない恋を起こす必要はないと考えたタロウと、多少強引に力を使っても恋と向き合わせるべきと考えた指宿くん。この違いは、物語を進める上で必要って意味もあるのだろうけど、2人の価値観の違いが出ていて良い。タロウの考え方はドライに見えるけど、前向きかつ現実的とも言える。一方の指宿くんは感情を大切にしているけど、過去を引きずり理想を求めているようにも見える。

この話では、結局は龍が天草との出来事を諦めきれていないことが分かり、無事に2人が向き合いもう一度初恋の続きを始める、という終わり方でした。でも、中途半端に過去を思い出してより傷付いたり、理想と現実の違いにより深く絶望する可能性も当然あったはず。そういう意味で気になるのは、例えば茨で包まれた龍の初恋ゾンビをそのまま放置したら、青井岳の凍った失恋ゾンビみたいな状態になったのかは気になる。過去の初恋を眠らせておくべきだというタロウの意見は、冷めているようだけどある程度正しい。現在連載中の話では、痛みを凍らせることができた岳先輩に対して痛みを思い出せというのはかなり酷なわけで(痛みに向き合えっていうと立派っぽいけど)、真里南さんの話がどうなるのかはより楽しみ。

それにしても、龍は自分の初恋は想いが薄れたとかではなく一方的に見切りを付けて恋心を忘れていたわけだ。しかもこの話のあとは、龍は自分が恋してるって気付いてて相手からは告白までされているのに、それを棚上げしてる。にもかかわらず、このあとの遊園地の話などタロウと江火野の関係を気にしてお節介を焼いているのか。ちょっとそれはないんじゃないの? なんとなくだけど、タロウを下に見ている感じがする。映画「君の名は。」に出てくる旅行に付いてきた同級生的なウザさ。

あとは、34話で指宿くんがイヴの頰に手を当てて命令するシーン、見つめあってる2人が良いよね。

 

第35.5話の感想

単行本の書き下ろし。江火野さんへの道は遠い。指宿くんって初対面の人には普通に女の子に見えるようで、制服を着てない休みの日とかどうしてるのだろう。万が一にも女性に間違えられて初恋ゾンビが生まれる可能性があるかも、と考えると引きこもりになってもおかしくない。そう考えると指宿くんは地獄のような環境の中でまともに育ったことが奇跡です。

 

第36、37話感想

江火野の初恋ゾンビが大量発生した時も思ったけど、初恋ゾンビが生まれる基準ってどうなってるのだろう。何かしらのパラメーターがあってそれが閾値を超えると生まれると思うのだけど、江火野の巨乳を見て生まれたゾンビって、要は性欲がパラメーターだよね。「男子は本当に好きな女の子で性的な妄想は出来ない、それが分かってない作者は女性」と書いてある感想を見たけど、この理屈で行くなら初恋ゾンビは本当に好きな相手というより、初めて閾値を超える性欲を抱いた相手の場合もある、かなりいい加減に生まれる存在なのかもしれない。一方でイヴのようにもっと子供の頃に生まれた初恋ゾンビもいるし、その辺は結構曖昧ですね。そもそもどんな妄想をしても、本人には見えないわけで、どういう意味があって生まれるかを気にしても仕方ないのかもしれません。単に今現在タロウや指宿くんに何かしら影響を与える存在、という理解で良いはず。

 

おまけ

37話掲載分からはKindleでサンデー本誌が配信されているので、これで4巻のKindle版を買えば、全話iPadで読める。嬉しい。初恋ゾンビの為にサンデーをずっとiPadに保存しておくのは面倒なので、これからも電子書籍が出たら買うと思うけど。

電子書籍と言えば、4巻も発売は紙より1ヶ月後だし、どうせカバー下表紙は収録されないんだろうな。4巻のカバー下表紙かなり面白いので、これが読めないのは電子版の価値が下がる。毎回言ってるけど今すぐ改善して欲しい。というか現責任者は今すぐ首にして欲しいくらいだ。峰浪先生はヒメゴトとか電子書籍で実績ある人なんだから、電子版なら買うっていうファンもいると思うんだけどな。

 

帯に書いてあったけど、5巻は12月発売予定だそうです。発売ペース速い! 5巻はついに朱々子が登場するので、表紙は朱々子かな。朱々子には対応するゾンビがいないから、朱々子と女装した指宿くんとか良いと思います!

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