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好き勝手に漫画の感想を書くブログ

最近は峰浪りょう先生が好きです

初恋ゾンビ65話感想

初恋ゾンビ第65話「犬と歩けば…」の感想です。

出典は週刊少年サンデー2017年3月1日号(No.12)の317〜334ページです。

 

 

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(出典:週刊少年サンデー2017年12号 317ページ、著者:峰浪りょう

扉絵は犬のコスプレをした江火野さんとイヴ。偶然かもしれませんが、ちょうど「けものフレンズ」が流行っているタイミングでの良い扉絵。

イヴはダルメシアンだけど、江火野さんはなんだろう。尻尾のフサフサは犬というより狼っぽいけど。

 

・ イヴのデニムいいよね

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(出典:週刊少年サンデー2017年12号 330ページ、著者:峰浪りょう

今週は何と言ってもこの見開きページがとっても良い(画像は右側のみ)。

イヴのこのデニム姿がすごい好きです。犬の水着コスプレしてるイヴより、こっちのほうが好き。女湯の回でも思ったけど、峰浪先生の描く絵は、こういう身体の線に色気を感じます。

ペアのシャツとか、タロウとの微妙な体格差とか、綺麗な絵です。

見開きページ前後のタロウの表情やイヴの表情も良い。

 

・ イヴと江火野の対立軸

イヴの外見だけではなく、話の中身も今週は良かった。タロウの隣にいることがイヴの幸せってことを非常に強く感じる話で、タロウの方もイヴを失うことを考えなくなっているっていうのが伝わってきます。

 

で、もう一点。今週の話を読んで、ようやく江火野さんの存在意義がわかった気がします。

先週、林間学校編は面白くなかったって書いたんですけど、それは、初恋ゾンビ(イヴ)を無視して指宿-江火野の対立になっていて、しかもその対立に先週読んだ時点ではあんまり共感できなかったからです。

指宿くんは、単にタロウに近い女子として江火野さんを警戒しているだけに見える。

江火野さん側からは、タロウの過去や現在の性格に大きな影響を与える人物と指宿くんに注目することはあっても、それって結局タロウのことを気にしているわけで、そんな指宿くん自身に羨ましさを感じたりしているわけではない、と感じました。

つまり私は、指宿くんと江火野さんは、互いのことを自分に持ってないものを持っている存在と認識しているようには感じられなかった、ということです(胸の話じゃないよ)。

それなのに指宿-江火野を対立させて、表面的な巨乳とか男装とか、そういう部分の比較になっているなあと感じていました。

 

一方イヴからは、プールや林間学校での江火野さんに対する態度は、自分の干渉できない他の子と仲良くしていることに嫉妬して怒っている程度に見えました。

でも、今週の話を読んで、江火野と現時点で直接対立しているのは、指宿くんではなく実はイヴの方ではないか、と感じました。

イヴはタロウとずっと一緒にいたいとダイレクトに表明しています。それが可能な存在として、幼馴染でもある江火野さんがいる。イヴにとっての理想の存在は、指宿くんというより江火野さんの方。

指宿くんにとって、イヴは一面では自分がこう育ったかもしれない理想の姿だから (同時に一方的にタロウが押し付けた存在でもある)、イヴを介して考えると、やっぱり江火野も指宿くんから見ると理想であり羨望の対象になるのかも。もちろんこれは、指宿くんが男装して話が拗れたからこういう見せ方になっているのだけど。

江火野側からは、初恋ゾンビは直接見えないけど、タロウの恋の相手としてイヴの向こうに指宿くんがいるわけなので、指宿くんは自分の届かないタロウの隣にいる相手、と見えているのかも。

つまり江火野-指宿の対立はイヴが仲介している。

 

その上で今週の話は、イヴ自身の自我があることや、タロウがイヴ自身を好きになっている様子が凄い綺麗に表現されていて良かったです。これは物語がまだまだ複雑な状態で続きそう。

今後イヴをどう扱った方が面白いかはちょっと分かりませんが、やっぱりイヴや初恋ゾンビを無視して指宿vs江火野の方向性よりは、タロウの理想の存在としてのイヴを江火野や指宿くんがどう感じるか、みたいな話をもっとしてほしい気がする。

 

AはBにとって憧れであると同時に嫌いな自分を浮かび上がらせる存在でもあり…みたいな人間関係を描くのが、峰浪先生は強烈に上手くて、そこに性や恋愛を絡めた溺れる花火やヒメゴトは素晴らしい作品だと思います。TWINKLE LITTLEや東京、雨、したたかに。もそういう部分があるように感じます。

 

・ 来週は巻頭カラー

指宿くんの誕生日の話らしい。楽しみ。重大イベント発生って、作中のイベント=指宿くんの誕生日のことなのか、それともリアルで何か展開があるのか。前者な気がするけど、ちょっと期待。

 

・ 犬のモデルは…

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(出典:週刊少年サンデー2017年12号 320ページ、著者:峰浪りょう

この体型、モデルはは峰浪先生の猫なのかな〜。

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